この辺が日本よりいいなぁと思うことは、
あちこちでオペラや演奏会が公演されていることだ。
今日も近くの市のいわゆる公民館のようなところでオペラがあった。
公民館とはいえど、
伴奏するオケが収納できるところ(なんていうか知らない)があって、
歌詞の対訳の字幕が舞台横にテロップされる。
建物も日本にありがちな安っぽい作りじゃないところがいい。
(でも同じ外観の建物が日本にあったらそれはそれで胡散臭いけど)
もちろんオペラハウスとは比較にならないくらい小さいけど、
その分値段も安くて、なんとなく和気あいあい。
もちろん演じ手も悪くない。
というかオペラハウスの安い席で見る豆粒のような有名な歌手より、全然いい。
狭い分一番後ろでも近くで見れるから
声もダイレクトに響くし、
表情までばっちりみえるってもんだ。
さて今日見たオペラは「West Bay Opera」の椿姫。
客席はいつもにまして大半がご老人だった。
今回のイチオシはお父さん役のバスの人。
聞かされてしまったよぉ。始めは微妙かな?って思ったけど(笑)
もちろん主役もすばらしかった。
あんなに出ずっぱり歌いっぱなしなのに、
かすれて声がちゃんとでないということもなく、
しっかり歌い上げていた。
椿姫、初めて見たけど確かに上演回数が多いというのは納得。
(相変わらず内容は気にくわないけどね。
なんでオペラのあらすじっていつもこんなんなんだろう。
まぁ時代って言われればそれまでなんだけど・・・
個人的に格言を作ってみた。
「オペラはオペラであるということだけで聞く価値があるが、
オペラであるということだけで見る価値がない」)
来年はトゥーランドットをするらしい。気になるなぁ。