2010年9月29日水曜日

振り返りペルー

やっとペルーの旅行記をアップ。
今回一番良かったのはやっぱりサクサイワマン。
あとはピサック遺跡ですね。
マチュピチュも行けてよかったです。

まぁ三度目はないなと思いつつ、もう一度ペルーに行くなら
「クスコ周辺」「聖なる谷」「イキトス」あたりに行きたいな。
さすがにないだろうけど(苦笑)

2010年9月28日火曜日

X Japan Live!

XJapanのライブ、行ってきましたー。
オークランドのfox theaterというところで、
1階席はオールスタンディング、2階席は指定席、
もちろん我々はオールスタンディングでした。

夜8時からのライブ、
なおかつオークランドは全米治安の悪さトップ10に入るほどのところなので、
そういう意味でもどきどき。
なので車で行こうかとも考えたけど、結局Bart(電車)で行きました。

7時過ぎから並んでいたらしい列に知人を見つけ入場。
中は日本人だけじゃなく韓国・中国・欧米人がひしめきあってました。
オールスタンディングなのでアジア人が多くて良かった。
(前の人がでかいと見えないからね)

観察してると、日本から来た人もいた模様。
(携帯が日本の携帯だったので判明)
でも日本から来る気持がわかる。
だって日本だったら絶対ありえないくらい、近い!
前から5列目辺りと思われるうちらの場所ですら、Toshiと10mも離れてない。
ちょっとがんばれば一番前に行くのだって可能だし。

ライブは8時からなんだけど、まずは前座あり。
Xの前座なのでロック系かと思っていたが、ヘビメタだったらしい。
うーん、なんていうか。びっみょー。
わかったのは、私にはヘビメタは一生わからないだろうということかな。
一緒にいった人たちと共に、唖然とした感じで見てた。ある意味強烈だったな。。。

そんな前座は30分くらいで終わって、その後30分は設営のため休憩。
設営隊、めっちゃのんびり。
多分9時からって決まってるんだろうけど、
待ってる方からすると早く設営して1分でも早く始めてほしい。
まぁアメリカでそこを期待する方が間違ってるとも思うけど。

そして、きゃー。ライブ始まりました☆
人生、Xジャンプをすることがあるなんて思わなかった・・・
本当に幸せ。

途中酔っ払った奴らが観客側で暴れて(というか巨体で体当たりしてきた)
イラってしたけど(しかも、飛ばされた)、
それ以外はステキなライブでした。
本当はあと5曲くらいあっても良かったけど、
まぁ彼らもおっさんなので(とか言ったら怒られそうだけど)仕方ないかな(苦笑)

ライブは11時過ぎくらいに終わり。
人の流れに乗ってBartの駅へ。
はぁ♡ 人生生きてりゃいい事あるなぁって感じです(笑)

2010年9月26日日曜日

ワイナリー巡り

シアトルというかワシントン州最終日の今日は、ワイナリー巡りです。
昨日泊まったヤキマという町は、ワシントン州のワインの産地。
ワシントンワインを飲むのは初めてなので楽しみ☆

さて、ホテルをチェックアウトして向かうは
「Two Mountain winery」
ヤキマワインは全くわからないから、名前とエチケットで決めました。

ワイナリーに着くといなや、デカめの犬4匹が車に向かってわんわんやって来た!
えっとぉ、轢きたくないから駐車するまで待って・・・
車から降りるとえらく人懐っこい。
でも私はあまり犬が得意ではないのでドキドキ。

まだ開いてないワイナリーの前で犬と戯れつつ待ってると
おばちゃんがやってきました。
4匹の犬はここで飼われてるらしく、おばちゃんの車にもまっしぐら。
だから危ないって(笑)

鍵が開いて入ってみると、外から見た感じと同じで質素。
というか、テイスティング出来るところをとりあえず備えましたって感じ。
ナパのワイナリーは結構どこも観光客向け用というかそういう建物が多いので、
ちょっと新鮮。

さて、早速テイスティング。
ここは普通はFreeで、ビンテージだけ一杯1ドル。
(でも結局ただで飲ませてもらいました。ラッキー♪)
運転手のダンナはものすごく楽しそうに犬と戯れていた。

おばちゃん曰く、昨日は1ヶ月ぶりくらいに晴天だったらしい。
普通ならこの時期は毎日晴天が続いてるのに、今年はほぼ曇りだってさ。
どこも今年は天候不順だね。

テイスティングした中で1本気に入ったのがあったので、
買うか悩んだけど買ってしまった。
あー飛行機なんだけどなぁ。
荷物を預け入れにするかフェデックスで送るかしないと。

おばさんと犬に別れを告げて、次に向かったのは「Knight Hill Winery」
ここももちろん名前で選んだ。

着くとそこのワイナリーにも犬。
そいつはあんまり人懐っこくはないらしく、クールに車を一瞥しただけ。

ここのティスティングは一人10ドル。ワインを買うとタダになるらしい。
早速試飲。うーん、さっきの方が好みかな。
試飲の合間にワイン用の葡萄(シャルドネとあと1種)を試食させてもらった。
普通においしい。ちょっと小さいのがデラウェアを思わせる。
ついでに近くでなったというりんごももらっちゃった。いい匂い。

結局ドライリースリングのワインを買って帰る。
甘いワインは苦手だけど、再来週に両親が来るから一緒に飲もうと思って。
ちょっとした親孝行です(笑)
(その後飲んだところ、フルーティーでテイスティングの時よりおいしかった。
 ご飯には合わなかったけど。)

昼時でそろそろお腹も減ってきたので、ワイナリーの人におすすめを聞いて出発。
でもそのお店は閉まってたので、近くの怪しげなSAKURAという日本食レストランへ。
料理の味は悪くなかったんだけど、
サービス(多分どの客にも出す)で出たデザートが激甘で泣きそうだった…

ヤキマにもう1件気になるワイナリーがあったんだけど
お腹は一杯、
(アルコールのせいではなく)ちょっと気持ち悪くさえなったのでワインは諦め、
ヤキマには別れを告げシアトルに戻ることにしました。
(今考えると惜しかったなぁ。ちょっとがんばって行っときゃ良かった)

でもそのまま空港に戻っても早過ぎるので、
スノコルミー滝(Snoqualmie Falls)という所に寄っていくことに。
ちょうど帰り道をちょっと寄り道したところにあるし、
ガイドブックでオススメされてるし。

ヤキマに向かうときは気がつかなかったんだけど、
帰りはいきなりがらっと風景が変わったのに驚いた。
ヤキマ側は乾燥地帯なので、草もカラッカラなんだけど、
シアトルに向かう途中で急に緑一色に急変するの。
ちょうどそこから雨も降りだして、さっきまでの天気の良さはなんだったんだという感じ。
まぁ走ってて思うのは、やっぱり緑多いほうが楽しいです。

さて、スノコミー滝に到着。思ったより観光客多い!
舗装もしっかりしてあって想像してた滝とちょっと違ったけど、結構な迫力。
水しぶきもすごくて、風向きによって白い塊が移動してちょっと楽しい。
滝つぼまで降りれそうな感じだったんだけど、
残念ながらそのトレイルは閉鎖。がっかりだよ。

土産物屋を見てから、シアトルへ向かいます。
フェデックスでワインを郵送したいので、空港近くの所まで運転。
が、着いたフェデックスは閉店後…
そういや今日日曜だから、もしかして基本的に閉まってるかも…
が、時間もあるし諦めきれずにシアトル市内ある他のところに行ってみることに。

これが失敗だった…
セーフコ球場でイベントがあったらしく、
道は閉鎖されてるし渋滞にも巻き込まれるしで、大変。
しかも閉まってたし。
結局空港に戻る道も間違えて、
空港で夕飯を買うも時間がなくそのまま機内まで持ち込むはめになり。

びっみょうなテンションで家まで帰ってきました。
まぁ預け入れしたワインは何事も無かったのでまぁよしとしましょう。

2010年9月25日土曜日

サンライズ

朝から快晴! 雲ひとつなし!
モーテルの部屋で朝ごはんを食べたら出発だ。

今日はマウントレーニエのもうひとつの見所、サンライズへ。
ここは夏の間にしか行けなくて、
もしかしてもう道が閉鎖されてるかも!って思ってたけど全然大丈夫でした。
今年は去年に比べて初雪が遅いのかもね。

よっしゃーと意気揚々と車で向かったのはいいけど、
サンライズのビジターセンター・食堂は既に閉鎖されていたのをすっかり忘れてた。
ビジターセンター替わりにレンジャーが待機していてトレイルマップはもらえるものの、
昼ごはんどうしよう。。。状態。
まぁ朝しっかり食べたし、チョコとバナナなら持ってるし、
どうにかなるんじゃないということで、サンライズ到着。

今日明日は入場無料の日らしく、そのせいか車も多い。
こんなに人が来るなら食堂開けてくれてもいいのになぁって思うぐらい多い。
せめてサンドイッチくらい売ったってバチはあたらないだろうに。
まぁそのサンドイッチが食べたいかって聞かれたらNoだけど。

日差しのせいか今日は暑いぐらい。
半袖の人の気持ちもわかる。
(昨日も半袖の人はいたけどその気持は分からん)
日焼け防止のため薄手の長袖を着て、
靴を履き替えてトイレに行ったら準備万端。さぁ今日も歩くぞ!

今回の旅行、一番楽しみにしていたのが、実はここサンライズ。
なぜかというと、トレイルの一部の植生がツンドラ地帯なの。
いやぁツンドラ地帯ってずっと興味があったんだけど、
なかなか行く機会がないからねぇ。
あー初めてのツンドラ。うれしい、たのしいです。ふふ。

始めと終わりは草原の中を歩きます。
パラダイスと比べ、ここは緑一色。
紅葉は全くしてないし、花も昨日見たものとは違う種類が多い。
この辺りの気候はマウントレーニエが作っていると言われるくらいなので
南側のパラダイスと東側のサンライズの植生が違うのは納得。

そのまま登っていくと「ここはツンドラ気候です」と看板が立っていて、
ツンドラ地帯突入♡
正直楽しい景色ではないのだけど、感慨深いわ。そして寒い。

他には岩の瓦礫が散乱してたりする変化に富んだトレイルで
歩いてて楽しい。

我々的折り返し地点にて、ぼーっとマウントレーニエを見てると、
山頂の一部から雲が作られては消えて行くのが見えた。
空には雲ひとつないのに、
山頂付近に小さく白い雲が現れては消えてくのが、面白い。

昼も過ぎたので湖のほとりで軽食。リス君が我々のかばんを狙ってます(笑)
メニューは朝ごはんの残りのポテトサラダと
バナナとチョコと飛行機でもらったプリッツェル。
湖(池かも…)はきれいだけど、切ない昼飯です(涙)

トレイルを終えて駐車場に戻ると、車でほぼ満たん。人増えたなぁ。
マウントレーニエは堪能したので我々はこれからヤキマまでドライブです。
地図で見たときはヤキマまでそんなに遠くないと思ってたのに、
走ると結構かかって2時間半もかかった。

なので宿についたのは夕方。汗を流して飯だ。
ワシントンに来てまだまともなご飯を食べてないので、
何にしようかなぁとネットで検索。
うーん、ビビッと来るのがなくて
「とりあえず車でうろうろしてみる?」となったことが、今考えると敗因。

結局うろうろして、入ったのは中華料理屋。
まぁハズレないだろうという確信があったにもかかわらず、
今まで食べた一番マズイ中華でした・・・ 
あぁおいしいごはん食べたいよぉ(涙)

明日こそ!との思いを胸に、今日は就寝です。

2010年9月24日金曜日

で、シアトルです。

朝6時20分の飛行機に乗ってシアトルへ出発。
空港のBudgetでスバルのフォレスターを借りました。
初スバル車です♪

さて今日の目的地はマウントレーニエ国立公園。
去年行ったのですが、歩き足りなかったので再訪問です。
前はまだ10月だったにも関わらず雪景色で、(当たり前ですが)すっごい寒かったので、
今年はどうだろうと楽しみです。

2時間ちょいのドライブで公園内のパラダイスという所に到着。
てか、前と全然雰囲気が違う。
前もここを起点にトレイルしたんだけど(そして寒すぎてすぐ帰ってきたんだけど)、
その時は一面真っ白で、木々が雪に埋もれてたぐらいだったのに、
今日は高山植物が咲き乱れていて、草?が赤く染まってる。

雪景色もいいけど、今日の方が絶対きれい。
パラダイスって名前つけた人の気持ちがよくわかるわぁ。
やっぱりハイシーズンは夏なんだと実感。もう秋だけど・・・

今日は金曜日なので人が少ないけど、明日は混雑しそうだわ。

さて、腹ごしらえをして靴を履き替えたら出発。
空が曇っていて、目指す氷河があまり美しくないのが残念だけど、
その氷河に間近に迫るskylineトレイルをメインに歩きました。
ストックを持って歩いてる人が多い中、スキー板を持って登ってる人もいました。
彼はどこでスキーするんだ?

始めの坂が結構な上りだけど、花が咲いていたり
トレイルのすぐ近くでコロンビアオグロジカが草を食んでたりするので、
ちょっとだけでも歩いてみると楽しいところです。
(前は寒いのと雪がすごいので、この辺で楽しんで帰りました)

その後登って行くにつれて、
残雪(というかもう溶けなさそうなので万年雪というべきかも)が現れます。
草原も減って岩ばかりの殺風景な風景に。
でもマーモットとリスが顔を出すので、彼らが憩いです(笑)

それでもパノラマポイントまで着くと、遠くの山々がきれい。
登りだしたときより晴れ間も覗いているとはいえ、
高い山の頂は雲に隠れてるのですが、それはそれでいい感じです。

ちなみにこのポイント、吹きっ晒しでめっちゃ寒かったー。
気温は7度くらいあるんだけど、体感は0度(当社比)。
あまりにも寒かったので、
微動だにせず、だんなが写真を取るのをじっと待ってました。

そこからスカイライントレイルをショートカットしようと、
万年雪の上を歩いて行きました。(ちゃんとトレイル上です)
見た感じで「大丈夫だろう」とタカをくくって歩き出したんだけど、
さすが万年雪。
固まって滑る滑る。
始めはなだらかな道だったんだけど途中からが意外に急な坂で…
ものすごいへっぴり腰になりながら、足に変な力を込めながら一歩、
泣き言を言ってはまた一歩という感じで歩きました。

いやぁ、かなり危なかった。
うっかり滑ったら大変なことになりそうだったし、
現に1回トレイル上をちょっとずるっといった時はひやっとしたもんです。
だんなが前を歩いてたらやばかったね。(スライディングして道連れ…)

やっとのことで土の上にたどり着いたときは、ほっとしたのと同時に
足に変な力のかけたせいで、一気に疲れがでてきました。
でも無事渡れて良かった。

そこからは下り道で、草原まで下ってくると前方の何人かが原っぱを見てる。
こういう時は絶対なにか動物がいるんだよな、と思って見てみると、お、熊!
ちきしょー、双眼鏡持ってないよと思いつつカメラの望遠で観察。
う〜ん、グリズリーっぽいなぁ。
(パンフにはブラックべアがいるとは書いてあったけど、
 グリズリーがいるとは書いてなかったから、もしかしてブラックベアかも)
まさかここで熊に出会うとは思ってなかったので、びっくりがてらうれしい。
でも遠くてあんまり見えないのが残念といえば残念。
えぇ、わがままですが(笑)

その後下山して、今日のトレイルは終了。
ほんとに今日のマウントレーニアは綺麗だなぁ。
でも草でも紅葉するんですねぇ。
調べたら草紅葉というらしいですよ。そのまんまですねぇ。

美しいパラダイスを後にしてパックウッドという小さな町までドライブ。
U字型の谷はヨセミテと同じでいい眺めですが、
道もU字型してるので、景色は一瞬しか見れません。
山道走るの好きだから文句ないんだけど(笑)

さて本日のお宿はマウンテンビューロッジ。
しかしあちこちにあるなぁ〇〇ビューロッジ・・・
そしてロッジというかモーテルですね。別にいいけど。

ここは冷蔵庫もレンジも部屋についてるので便利です。
が、近くの町が本当に小さすぎて夕飯取れるレストランが2択。
どちらもアメリカン。
それかスーパーにある惣菜(もちろんフライドチキンとか)か冷凍食品。

しかたねぇなぁ。今日はアメリカンで許しといてやるよ・・・(ホントは嫌だけど)
と、夕飯を食べ、
スーパーで明日の朝ごはんになりそうなものを買って、早めに就寝しました。

ブログ名変えようかなぁ・・・

日記というか旅行記と化しているこのブログですが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

というわけでまたまた旅行記です。今度はシアトル。
なんていうか空いてる土日全てに旅行を詰め込んだスケジュールで、
ブログアップは追いつかないわ、旅行の準備もお座なりだわ、
片付けは後回しだわで日常生活が旅行に食われてる感じです。
どう考えてもやりすぎですなぁ。

2010年9月20日月曜日

Werther

サンフランシスコオペラに行ってきました。
題目は「Werther」で、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」が原作だそうです。
正直、初耳。全く知らん(苦笑)

じゃあ何故に知りもしないオペラを見に行ったかというと、
オペラ4本をsubscription、つまり定期購読(読まないけど)するとお得だったので、
この際、知らないオペラも見てみようということで、
まぁいっちゃなんだけど、おまけです。はい。
ちなみに4つのうち、2つは有名どころで2つは名前も知らない(!)やつです。

で、今日は名前も知らない版です(笑)
軽くオペラCDは聞いてあらすじだけ確認していったので、
字幕はあるとはいえども、内容についていくが大変でした。

でも音楽はとてもよくて、
主役のウェルテル役のテノールの彼もいい表情をしてました。
やっぱりオペラは予習をしっかりしないとだめだな、
折角だったのに勿体無かったかなと思いました。

会場はWar Memorial Centerで、
前にバレエを見に来たときは音の響き方があまり好ましくなかったのですが、
今回は全くそんなことを思いませんでした。
席はほとんど同じところだったので、ちょっと謎です。

ちなみに最上階の席なのですが、
上演中はスクリーンが出てきて、舞台上を映してくれます。
なので全体を見たいときは舞台を見て、
表情を見たいときはスクリーンで見るということが可能です。
初めは「ちょっと微妙かも」と思ったけど、意外に使えました。

2010年9月10日金曜日

帰りの飛行機について

5時にホテルをチェックアウトして歩いて空港へ。
飛行機は7時20分、パナマ経由のヒューストン乗換でサンフランシスコ行きです。
なぜパナマ経由かというと、単に安かったから。
飛行時間は延びるけど一回の飛行時間は短いほうがしんどくないし。

コパのカウンターで並ぶも中々進まない
でも、時間には余裕を持ってきたので安心。
それに後ろの人もパナマ行きだし、大丈夫。(何が?と問われれば困るけど)

ちなみに空港横ホテルは1泊150ドルで、2泊したので300ドル!!
確かにリマ市内に比べ空港横のホテルはかんなり高いけど、
タクシー(または送迎を頼ん)での往復と時間を考えれば悪くはない。
確か市内まで30分くらいかかるので往復1時間。
時間を金と面倒(タクシーとの交渉など)で買ったようなもんだ。

無事チェックインも終え、出国審査も終了。
相変わらず国際線の空港税は高い。一人31ドルだもんなぁ。

ソルが余ってたので水を1本買う。
アメリカ行きは飛行機に乗る直前で没収されるが、パナマ行きだから平気。
前回は知らなくていきなり水没収されたんだよなぁ。ひどいよ、全く。
もしお酒とか買ってたら目も当てられない…

リマからパナマは3時間半で、程良く空いてるフライトでした。

そしてパナマでは3時間待ちなので、ダンナの会社のおみやげを探すことに。
といっても国際線だからか免税店ばかりで、パナマっぽいものが全然ない。
会社にお酒とかじゃさすがになぁ…

結局探しまくって、パナマで作ったトリュフチョコと葉巻型チョコを買いました。
でもトリュフがどうみても手作りにしか見えない。
バレンタインの手作りだってもっと高級感溢れてる気がするよ。
まぁ、いいんだけどね。

空港から見える空は積乱雲を抱えていて、夏を思わせた。
(というか赤道近いから常に夏なんだと思うけど)
パナマの空って、クスコとかサンフランシスコとかに比べて色が薄いんだねぇ。
いつも真っ青な空を見ているせいで、変な感じすらした。
でも空が青いってことは同時に紫外線もたくさんなんだろうなぁ…

眠くなったので椅子に横になって寝ていると、放送で呼出された。
うつらうつら寝てても自分の名前が呼ばれると起きるものらしい。
空港で呼び出されたのなんて初めてだからビックリした。
まだ私は半分寝てるので、
だんなが二人のパスポートを持ってカウンターに行ってくれた。

どうもESTAが申請されてないので呼び出されたらしい。
リマでビザのデータ入れてたはずなんだけどなぁ。

搭乗が近づいてくると、カウンターの前に机が並びだした。
やっぱり荷物検査あるんだぁ。お酒買わなくて良かった。

おざなりの荷物検査を終え、飛行機に乗る。
パナマ-ヒューストンもあまり混んでなく快適でした。飛行時間は4時間。

さてやっと着きましたヒューストンです。
前回のペルー旅行も入国はヒューストンだったので
手順も分かっているので安心。
入国審査をして、チェックインの荷物を受け取って税関を通るだけ。
サンフランシスコの税関と違って、
なぜかここの税関は素通りなイメージが。

チェックインバゲッジはその後、再度ベルトコンベアに乗せて
我々も再度、手荷物検査を受けることになる。

だんなが初の3D検査機に通されて
容疑者がするような「両足を広げ、両手は頭そえる」格好をさせられてました。
あの姿勢を強制されるのは嫌だなぁと思います。

ここまでは結構、飛行機もしんどくなかったし元気だったんだけど、
サンフランシスコに向かう機内(4時間)で一気に疲れがでて
SFOに着いたときは、へろへろでした。

まぁでも空港についたら後は荷物を受け取って、シャトルバスにのって、
車を運転して帰るだけ。
もちろん無事に家に着きました。おつかれ、私。

2010年9月9日木曜日

最終日、クスコ→リマ

しっかり寝たつもりだったけど、昨日までの疲れが体にこびりついていて、
チェックアウトして色々回ろうにもしんどい。
でもまぁちょっとはがんばろうということで、昨日の周遊チケットで行ける博物館へ。

1件目は9時オープンだけどまだ開いてなくて(9時5分くらいだった)、
2件目は半分近く工事中で、つまらなくて、
3件目はどこかわかんなかった。

仕方がない、体がだるくて立ってるものしんどいからアルマス広場のベンチで休もう。
空は雲ひとつなくて真っ青で、紫外線がジリジリ。
日差しは暑いくらいだけど気温が低くて、体温調整が狂いそう。
サンフランシスコとよく似てる感じ。

眩しいので二人してサングラスをかけて座っていたら、
物売りの人たちから声をかけられる頻度が激減した。
隣の観光客は何かを売られていても、うちらの前は素通り。
タバコのおっちゃんは声をかけてくるから、より地元っぽいんだろうか?

暇だから鳩を観察。
どうもここの鳩は足が悪いのが多い。
他のと比べたわけではないのではっきりしたことは言えないけど、
びっこを引いてる感じをよく見る。
ちょうど目の前に座った鳩もそうだった。
始めは日向に座ってたんだけど、
暑いのか日陰に移動して(その時の歩き方でわかった)座ってた。

日向に座ってる私としては「暑いよねぇ」と共感。
いいなぁ、うちも日陰に移動したい。が、広場のベンチには日陰なし。

いつのまにか背後にあるカテドラル(教会)の前には人が集まっていた。
民族的な衣装に身を包んだ人たちもどこからかやってきた。
ブラスバンドもお目見えのようだ。
何が始まるんだろう? いつ始まるんだろう?
目の前の鳩を眺めながら、何かが始まるのを待つ。

どうやらそれはパレードのようだ。
誰かが指示してるようには見えないが、列になる人達。
急に音楽が始まって、踊りが始まった。
ベンチを離れ、街道沿いに冷やかしにいく。

1時間ぐらい公園で休憩して疲れもましになったのでインカミュージアムに行ってみた。
一人4ドル。
なぜガイドブックに載ってる値段より常に高いんだろう。
ドルが安いせいか、それとは関係なく単に値上げがあったのか。

さっきまで博物館がチャチかったせいかもしれないけど、
純粋にここのミュージアムは悪くなかった。(4ドルだしね)
スペイン語が読めないせいでわからないことだらけだけど、
ジオラマが好きなので、ジオラマがあるだけでうれしい。

思っていたより中が広かったので、一通り見たら中庭でまた休憩。
中庭では地元織物の実演販売のようなものをしていた。
実際彼らが織っているものが、
布になるまで一体どれくらいの時間がかかるかわからないほど、一織の行程が多かった。

布は精巧で緻密、遺跡に通じるものがあるけど、
模様やら色彩が好みではないので値段だけちらっとみた。
高くはない。むしろ安い。
大きな布地で100ドル前後、カバンも40ドルくらい。
値札に誰が織ったのかわかるよう、写真付きのタグがついていた。

そろそろ昼時だ。
何食べよっかなぁということで
ガイドブックに乗ってたアジアンレストランに行くことにする。
ベトナムとかインドネシアとか。

食べた感想としては、そんな冒険せずに普通にペルー料理食ってれば良かった…
緑茶もあったので頼んでみたけど、後味は緑茶。
でも口に運んだ時は何茶かわからないというお茶だった。

迎えの時間も迫ってきたので、ホテル(待ち合わせ場所)に戻る途中
地球の歩き方にも載っているペダソというところで買い物をする。
といっても塩だけ。
ここは塩3つで1ドルなんだぁ。前回見つけた。

お店に入ったら、店員さんがいきなりクスコの地図(日本語)をくれた。
あと数十分でクスコの町ともお別れの予定なんだけどなぁ。

結局今回買った土産は、マラスの塩(6つ)だけ。
そういや聖なる谷巡り中にちらっと見えたマラスの塩田は真っ白だった。
前回は雨季でところどころ茶色かったのですが。

ペダソのすぐ近くに探していた金太郎という日本食屋を見つけ、
先こっちに来たらお昼ごはんここで食べられたのに、とちょっと後悔。
仕方ないんだけどね、場所わかんなかったんだし。

ホテルに戻ってお迎えを待つ。すぐにツアー会社の人たちも到着。
車で空港まで。
飛行機は3時過ぎで、チェックインして空港税払って中に入る。

同じ飛行機に政治家かなんかしらんけど、俗にゆうエライ人がいて
もちろん搭乗から優先で、
リマに着いたときはターミナルまでバスだったのに、彼だけ専用高級車。
しかもお迎えあり。
彼がほんとに政治家なら、投票なんかしないぞぉと権利もないが思う。

リマでは来たときにも泊まった空港横のホテルにチェックインする。
部屋でゆっくりした後、夕飯を食べに空港のフードコートへ。
ビールとペルー料理・チャーハンというめちゃくちゃな組み合わせ。
やっぱりうまかったけど。

ホテルでペルー名産、ピスコサワーを飲んで今日はおしまい。
前飲んだ時も思ったけどうちの好みじゃないな。けど飲む。
ウェルカムドリンクとしてピスコサワーかボトルの水がもらえるから。
それに明日の早朝、国際線に乗るのにボトルの水2本もいらないし。
まぁ我ながらお酒に卑しいんだなぁと思わないこともないけど(苦笑)

さぁ明日は4時半起きだ。早く寝よう。

2010年9月8日水曜日

聖なる谷を観光する。

朝起きて窓を見ると、外をアルパカが3頭歩いてた。
だんなに教えてあげると、眼がキラキラした(笑)
今回の旅行、うちの目的がマチュピチュだとしたら、
だんなの目的は(製品じゃなくて生物の)アルパカだから仕方ない。

朝食を食べて、チェックアウトする。
今日は運転手さんと聖なる谷とクスコ周辺観光。ガイドは無し。
でもどうも向こう側と話がきちんとついてなかったらしく、ちょっと混乱あり。
でも大丈夫。
今は携帯電話があって、電話の向こうは日本語が話せる人がいる。
こちらの希望を伝えてどうにかしてもらうことに。

そのどうにかしてもらってる間、我々はまずはオリャンタイタンボ遺跡に。
ここで1時間半見学。

入り口でチケットの説明を受ける。
(チケットはいくつか種類があり、
 うちらがほしいのは16箇所まわれる周遊券(130ソル)です)
残念ながら16ヶ所全部は回れないけど、
見たいところが全部入ってるのはこれしかないので。

希望のチケットを言うと、受付の彼女は困った顔。
どうもそのチケットが無いらしい。
8時半になったら(多分エライ人が)持ってくるらしいので、
とりあえずチケットなしでまわることに。

ここは2回目で、前回見に行くことができなかったところからまわる。
ガイドさんが一緒だと「気になるあっち」に行けなくて残念感が募るんだよね。

遺跡横は畑。牛がぼぉっとしてます。
前は崖に確かダリアが咲き乱れていたのに、
乾季の終わりだけあって、あるのはサボテンばっかり。

朝早い(というか開場直後だった)から観光客の数は少ないけど、
以前の閑散とした感じは全くしない。

遺跡を上ってると(別に遺跡の上に登ってるのではなく遺跡が斜面にできてるだけです)、
町からドンチャカパレードの音が。
マーチングに続いてどう見ても制服を着た学生が列をなして歩いている。
プラカードを持つわけでもなく踊るわけでもなく、
持ってきた双眼鏡を覗いたけど、一体なぜパレードをしているかさっぱり不明。

うろうろ観てるとあっという間に1時間半。
出口のところでは係員さんに呼び止められて、チケット代を払う。
さすがこういう所はしっかりしてるな。
別にチケット買わずに帰るつもりはなかったけど。
(どちらにしろ今日まわる遺跡にはチケットは必要だしね)

気持ちゆっくりできなくて、もう少し時間があっても良かったかもと思いつつ、
次の目的地へ。

とは言っても、なんとかしてもらってることが、まだどうなったかよくわからないので、
次の目的地をどこにするか未決定。
多分運転手さんもわからないと思われる。
が、クスコに行くにしろピサック(こちらが希望目的地)に行くにしろ
ウルバンバという町までは道が同じなので、とりあえず出発。
ちなみに運転手さんはスペイン語しか話せませない様子。

途中携帯がなり、電話を代わって話すと希望通りピサックに行けることに。
まぁ運転手付きの車があるのでどこにでも行けるんだけど、
お昼ごはん付きだったので、どこで食べるかが問題だったのです、実は。
クスコかウルバンバという話だったんだけど、
それじゃあ時間的に厳しいということで、ピサックでお願いしたの。
事前に連絡し忘れたうちのせいだな。ごめんなさい。

どうでもいいけど彼の携帯の着信音がF1の車が走り抜けていく音で、
旦那曰く、他の人もそうだったということで、
会社でそれが規定されているのか、彼らの趣味なのかが気になるところだ。

1時間半ほど走るとピサックです。
目的は市場ではなく(市場は有名らしく日火木やってます)遺跡の方。
町から歩けるって話も聞いたんだけど、
車に乗ってみてる限り、かなり頑張らないと行けない様子でした。
もしかしたら徒歩用裏口があるのかも。

ピサック遺跡では2時間見学しました。でもちょっと少なかったかな。
ここなら1日楽しめそうだし、
遺跡内のアップダウンも大きいので、もう少し時間があった方が良かったかも。
できればあと15分くらい…

なぜなら始めゆっくり見過ぎたせいか、時間がなくなって
入り口まで戻るのに大変頑張らなければいけなかったから。
まぁ見たいものは全部見たので満足度は高いんだけど、
帰りの上り(段々畑30階分くらい)は本当に大変だった。
「(こんな筋肉痛なのに)こんな急斜面を登るの! 10分で!?」って感じ(笑)
結局15分で登ったんだけど。

でも遺跡はとても楽しくて良かった。
保存状態も良くて、ここにも日時計があって造りも精巧。
世の常として入り口から遠ざかれば遠いほど、観光客も減ってくし。
ミニマチュピチュとして名を馳せているだけあるな。
期待が少ない分、正直遺跡自体はマチュピチュより良かったかも。

辺りはのんびりした谷の風景が広がっていて空には雲が漂っていて、
ぼーっとするのもいいかもれない。
残念、3時間くらいって言えば良かったと思った。
まぁ昼時(1時に戻ると伝えてた)なので2時まではつらい。
お腹へってそれどころじゃなくなるから。

運転手さんと合流して、ピサック遺跡から山を下る途中でお昼ごはん。
スープとメインとデザートと飲み物で20ソル。
デザートはみかんとパッションフルーツ。
パッションフルーツが丸のままでてきたんだけど、初めてで困っていたら
お店の人が皮のむき方を教えてくれました。
入り口にある女性のマネキンが気になるお店だったけど、美味しかった。
特にスープがうまかった。ペルー料理は外れないなぁ。

その後市場の寄るということで、
こちらには用がなかったけどそういうものかと思い、行きました。
運転手さんに「(滞在時間)1時間?」と聞かれ、いやいや30分と言って見に行きました。
今日は市が立ってないと思ってたのに、多くの店がやっていた。
市が立ってる時ってこれ以上かぁ・・・ あぁ生鮮食品も売ってるのかも。
今日は土産物ばっかりだったし。

結局15分くらいで戻って(欲しいものは全くなかった。土産買う気ないし)
一路はクスコへ。
ピサック-クスコの道は小さい川沿いだったんだけど、
アスファルトが大きくえぐれていて、山側も土砂崩れの跡が見えた。
この間の豪雨でヤラれたのかもしれない。
とりあえず道は通れるようにして、復旧は順番待ちなのかも。
やっぱり主要道路から直していくからねぇ。

そんなことを思っていると、見たことのある風景が。
ピサックからタンボマチャイの遺跡は意外にすぐだった。
日本人の観光バスもあり、ここも前と比べると活気があった。
でも雲で日が陰ってきたせいで肌寒い。さっきまで半袖でも暑かったのに。

遺跡入口から遺跡まで歩く道すがら、アルパカや羊が放牧?されてて、
地元のおばちゃんがアルパカの子どもを抱いてた。
小さくてかわいくて、さりげなく羊の赤ちゃんも混ざってるのが微笑ましい。
遺跡をサクっと見学し、だんなが念願のアルパカに近寄っていった。

以前アルパカに飛んで逃げられたことがあるので、慎重に近づくダンナ。
でもすっげぇうれしそう。
様子を写真に収めたんだけど、この旅行で一番楽しそうな顔の写真がとれた。

その後すぐそばにあるプカプカラ遺跡を見学。
前の時は道から見ただけで、中には入れてくれなかったんだ(不満見え見え)。
「あんまり楽しくないですよ」って。

でも中にはいって、それが嘘だった(いや、もしかしたら普通の人にはそうなのかもしれないけど)ことを知る。
タンボマチャイと造りが全然違うし、精巧さも劣るとは言えるけど、
十分に緻密な作りになっている。
違いが面白いし、マチュピチュより保存状態がいいせいか
「ちょっとこの石組みは・・・」みたいなのもない。
折角いい遺跡なのに車窓からの風景だけなんて勿体無いなぁと思った。

さてプカプカラを後にして、本日のメインイベントである最後の遺跡に向かいます。
それは、サクサイワマン。
(途中のケンコー遺跡はもういいかということで、パスした)
ここをどうしても、もう一回じっくりと見たかったんだよね。

サクサイワマンはほんとにすごいです。広いし造りも精巧で、石がすごくでかい。
だんなと二人、正直マチュピチュよりこっちの方がずっと興味深いよねって。
ただクスコより高い場所にあるので、
慣れるまでははしゃぎ過ぎ無い方がいい場所ですが…
ちなみにうちは寒さにヤラれた。
上着を車に置きっぱなしで出てしまって、本当に寒かったです。

メイン遺跡の反対側にある小高い丘にも石造りがあって、
その岩の切り出しもすばらしく直線的。
見ていてとても楽しかったです。

遺跡からはクスコの町を一望できるポイントもあります。
前はブルーシートがあちこち目立っていたんだけど、流石にもうなくなってました。
きっとプレハブの家になってるんだと思います。

1時間半ぐらい見学して、寒くて車に戻りました。
他にどこか行くか?と聞かれたけど、特にないのでホテルへ。
チェックインは事前に済ませてあったので、鍵だけ受け取って部屋へ入る。
部屋は清潔で、水とチョコがついてました。

簡単にシャワーを浴びて、夕食時間。
アルマス広場でお店を探すかぁと出かけるも、広場の手前でお店に入る。
広場前の道のあっちこっちで客寄せをしていて、
それが鬱陶しいので寄せられる前に適当に入ったの。

食べたのはピザとアンティクーチョ(牛の心臓)。
美味いけどちょっと味濃いし、量多いよ。
体調が心配だったからアルコールは無しで、炭酸水にしました。
昔は炭酸水が苦手だったのに、最近これでお酒割るようになって味に慣れた(苦笑)

明日はクスコでぶらぶら予定。
今日もおもいっきり遊んだので、早めに就寝。

2010年9月7日火曜日

マチュピチュ二日目とペルーレイル

さすがに二日連続で早起きできないので、今日は8時に宿を出発。
(大きな荷物はホテルに預けました)
バス停には人が並んでるけど、バスもたくさんあるのでほぼ待たず。
ちょうどうちらの前が日本人ツアーの団体さん。
昨日と違って若い人が多い。

ガイドらしき人がチケットをみんなに手渡し、無言でうちらの前に入る。
いや今のってどう見ても割り込みにしか見えないんですけど・・・ 
いいけど、思わず苦笑。

そして乗ったバスは9割5分が日本人。
ガイドさんはあれだけの人数をホテルから一気に率いてきたのか、
それともここが集合場所だったのか。
そうなら集合時間は7時45分とみた。どちらにしても大変だ。

今日は昨日と違い朝から晴天(でも1時間後からずっと曇ることになる)。
日差しがきついけど、晴れ上がった中でみるマチュピチュはきれいだった。

昨日の登山のせいで、右太ももと両ふくらはぎが筋肉痛。
登るのはいいけど階段を降りるのがつらい。(リマに着くまでずっと筋肉痛だった)
なので本当はマチュピチュ山に登りたかったんだけど断念し、
(もし筋肉痛がもう少しましで、私が「行く」っていっても、
 だんなの許可が降りなかったかもしれない。マチュピチュ山の方が高いし)
まずインカ橋を見に行くことに。

インカ橋に続く道に辿りつくまでの遺跡の登りがちょっときつい。
そこから少し荒れた山道に入ってちょっと歩くと、ゲートがある。
といってもノートがあって、そこに名前と時間・帰ってきた時間を書くだけ。
別に人がいるわけでもなんでもない。

そこからさらに歩いて15分のところにインカ橋はあった。
どれくらい歩くのか知らなかったけど、あまりにも近くてびっくりした。
インカ橋の手前には、それ以上行けないように柵がしてあった。
じゃなきゃ近くまで行って、またはインカ橋を渡ったりする奴が出て、
きっとそのうちの何人かは落ちたりするんだろうなぁ・・・
橋の向こう側は、最近人が通った気配がなかったから道も草木に覆われてるんだろう。

遺跡に戻って、インティプンク(太陽の門)への道の方へうろうろ。
マチュピチュ山が無理なら、インティプンクまで行きたいなぁ。
でも遺跡から見ると、道が結構な高さまで続いてるし、
目指す遺跡は道が途切れて見えなくなる所にあるかと思うとちょっと考えてしまう。

迷ってると前から年配のご夫婦が。
聞いてみると「道はそんなにきつくないし、1時間くらいだよ」ということで
登ってみることに。

確かになだらかな坂道が続いてるから、
ワイナピチュより高いところまで登るのにしんどくない。
いや、そりゃ確かに疲れるんだけどそれほどではない。
途中2個ぐらい遺跡もあって、お得感もある。

着いたインティプンクには、先客が1組しかいなくて静かだった。
ちょっと上の方に陣取って小休憩。
でもちょうど風が上がってくるところらしく、すごく寒い。

インティプンクからはマチュピチュがきれいに望めた。
多分関所にあたり、山の反対側へ降りていくインカ道が続いていた。
もしインカ道トレッキングをしたらここを抜けてマチュピチュに着くんだろう。
いいなぁ、歩きたかったなぁ。
だんなの反対に合い、実現しなかったけど。

ちなみにインカトレッキング(二泊三日)では、ポーターやシェフも付くらしい。
前にガイドさんが言っていた。
だからそんなにしんどくないですよって。かなり衝撃の事実だ。

お昼も近づいてきたせいか、登ってくる人も多くなった。
風で体が冷えてきたので、くだってお昼ごはんを食べることに。
今日はさすがにバフェはやめて(二日連続行ったら二人で130ドル超えるもんなぁ)、
カフェで取ることに。
二人でジュース・マチュピチュバーガー・アイスクリームのセットとチーズバーガー単体。

まぁ例によってどこら辺がマチュピチュバーガーなのかよくわかんないけど、
目玉焼きが挟んであって、美味しかったです。
でかくて、食べきるのがちょっとしんどかったけど。

ところでちょっと謎なんだけど、
マチュピチュの周りではホテルのバフェか今日食べたカフェしかお店はない。
にも関わらず、お店が混雑している様子はない。
遺跡内は飲食禁止で人も結構いるように見えるけど、彼らは食事どうしてるんだ?
どこかで何かを食べてるのか、それとも昼飯抜きなのか? 
それとも意外に、ほぼ全員がどちらかでご飯をとっているのか? 謎だ。

デザートのアイスを食べたら、マチュピチュに再入場。
実はまだ遺跡自体をほとんど回っていないので、
限りある時間で見てまわることにした。

とはいっても、ガイドもいないし本はあるけど英語だからめんどくさいしで、
適当に一周して、気になるところをのんびりするいつものパターンです。

時間は1時間半頃。それにしても日本人も多い。
もちろん他の国の人たちも多くて、
ガイドについて回ってる人たちは団体でいきなり止まったりして一様に邪魔だ。

どうでもいいけど、るるぶかまっぷるを持ってる人を見ると、
中身を見せて欲しい気分になる。
近くの紀伊国屋、地球の歩き方はあるけどるるぶやまっぷるのペルーは置いてないから、
何がに書いてあるか気になる。
でも手に持って歩いてるということは、遺跡の説明も載ってるんだろう。
いいなぁ日本語。

遺跡内は精巧な部分とそうでないところの石組みの落差がひどくて、
いろんな想像をしながら歩きまわった。
そして遺跡は想像していたよりでかかった。高低差もすごかったし。
写真に写らない反対側とか端っことかにも石段が重なっていて、
ここで生活してた彼らはタフだなぁと思う。

そういえば遺跡にうさぎがいた。微妙に可愛くない奴。
リャマの方がかわいいかなぁ。特にリャマのおしりがいいですし。

帰りの電車の予定があるので、マチュピチュを後にしてバスに乗った。
ちょうど一番後ろで、太陽の日差しが差してきていたせいか、
最後に見上げたマチュピチュはすごくきれいだった。

ホテルに預けてある荷物を持ってペルーレイルに向かう。
ホテルの前の地元路線の線路は、始めはもう使われてないのかと思ったけど、
たまに列車が汽笛を鳴らしながら走ってた。
確かに汽笛鳴らさないと危ないよなぁ、普通にスタンド・バイ・ミーだもんねぇ。

ところで昨日、あるおっちゃんは側溝に流れてる水で手を洗ってたけど、
その水はきれいなの?

すぐ横のウルバンバ川は、多分今年1月の豪雨でヤラれたと思う痕跡が残っていた。

ところで確かじゃないんだけどこの川、標高を考えると、
アグアスカリエンテスがオリャンタイタンボやウルバンバより下流にあたると思われる。
にも関わらず、どう見てもアグアスカリエンテスの方が上流に見える。
大きな岩がゴロゴロしてるし、流れも急だし。
ウルバンバ辺りはさも「もうすぐ海デス」みたいなゆったりとした流れだしねぇ。
でもこの川、アマゾン川の上流に当たるらしい。
つまりイキトスでみた川の上流か。ここからイキトスまでスゲェ遠いけど。

さて帰りはたった1両のオリャンタイタンボ行きのビスタドームでした。
直前に出発した列車は5両かそれ以上あったんだけどなぁ。

うわさでは帰りにはファッションショーがあるって事だったけど、本当にあった。
まさか一両しかないのに!と衝撃的だった。
しかもそれまでの車内放送はスペイン語と英語だったけど、その時だけ日本語も。
まぁ日本人は3組乗り込んでたし、
日本人かどうかはパスポートでチェックしてるんだろう。
値段を盗み聞きしたけど、そんなに高くないし渋ると値引きもしてくれる。
いいなと思った商品は既に年配のご婦人(もちろん日本人)に買われてたけど。

ちなみにこの列車、軽食サーブ中はなぜかトイレに行けない。
ショーが始まるちょっと前にトイレに行ったおっちゃんは、
ショーの合間に席に戻ってくることになり、モデル以上に大喝采を浴びていた。
おっちゃん、恥ずかしそう(笑)

オリャンタイタンボについたのは7時半で、
今日の宿は駅から歩いて5分ほどのHOTEL PAKARITAMPUというところ。
コテージ風でいいところです。

部屋に荷物を置いて、近くのカフェに入る。
警察のおっちゃん、夕飯を食べながらサッカーに夢中。

やっぱり量が多い飯を食べながらクスコのビール、クスケーニャの黒を飲む。
甘い。正直あんまり・・・
でも飯はうまかったし、これで二人で20ドルなんて安いなぁ。

さぁ明日は聖なる谷を回ります。朝8時にお迎えが来るので早めに就寝。

2010年9月6日月曜日

初、マチュピチュだ☆

眠い目こすり、5時起床。
4:45からやっているホテルの朝食処は無人でした。
まだまだ外は暗く、残念ながら天気は悪そうです。

6時頃にマチュピチュに向かうバス停へ。
遺跡にはバスで行くか、歩いて向かうかしか方法がないけど、
歩いて行くのはちょっと・・・
既に10名くらいの観光客がいて、バスが満席になるのを待ってました。
(満席になり次第出発らしい)
乗り込んだバスはすぐに定員に達したようで、まもなく出発。

つづら折りの道をバスは黙々と、でも着々と登っていきます。
(実際には荒目の運転だったんだけど、ガスがかかっている道を行くバスは
 なんとなく静かなイメージだった)
300mほど登るとマチュピチュで、バスからもその一端が見え隠れしていました。
唐突に山道が終わると、サンクチュアリロッジの前の停留所に着きます。

ちなみにマチュピチュとバスのチケットは事前に購入していて、
バスが往復14ドル、遺跡入場料は124solでした。観光地価格ですね。
入り口でマチュピチュのチケットに名前を書き入れ、入場。
既に遺跡内にはそれなりの人がいました。

我々がまず目指すはワイナピチュ。
1日400人の入場規制があって、
できるだけ早くと言われていたので朝5時に起きてきました。

初めて入るマチュピチュ内は、
どこがどうなってるか非常にわかりにくく迷路みたいで、
前の人についてワイナピチュに向かうが、低いとはいえ高地。
すぐに息が上がる。そして置いて行かれた・・・

休憩ついでに高台で立ち止まって見渡すと
霧がかかって全貌が見えないとはいえ、正にマチュピチュ。
すごい、写真と一緒だ。リャマもいる。

見つけた道しるべに沿ってワイナピチュの入り口に到達したのが7時半。
うちらで70番目でした。
(お昼頃でもまだ登っていく人がいたので、そんなに早起きしなくても良かった…
 でも早いほうが霧が晴れていくマチュピチュの様子が見れるし、
 気温が上がる前に登ったほうが楽だと思うので、
 結果的には早起きも悪くはなかったんだけど、せめて6時起きなら文句もなかったのに)
入り口で名前と入場時間などを書いて登山開始です。

ワイナピチュまでの道のりは、
大まかに言って「一度上って降る。そしてひたすら登る」です。
そしてその登りは思ったより急だった。
道の途中に月の神殿へ向かう分岐があったけど、まずはワイナピチュ山頂へ。

高山にはだんなよりうちの方が適応が早いので、
普段なら彼の方が体力あるのだが、今回は彼が死にそうだった。
「こんなんだと知ってたら登らなかった」というけど、ごめん、うち知ってた(笑)
がんばれ。
途中、雨も降りだして泣きっ面に蜂状態。
この登り、私にはそれほどしんどいとは思わなかったので、適応次第かと。

頂上付近には、岩に座って霧が晴れるのを待つ人たち。
全部で20人くらいいたかな。
日本人のグループが7人ぐらいだったから、
(その後彼らのテンションが上って騒々しかった。団体はうるさいなぁ)
うちらを入れて半数近くが日本人だったことになる。

雨は上がったけど、まだマチュピチュは見えない。
適当に場所を探して座る。
岩はまだ濡れてるから防水ズボンを履いて座った。持ってきて良かった、暖かいし。

休憩しながら水分補給と甘み補給。
グミだと信じて疑っていなかった食べ物が、実はドライクランベリーであることが発覚。
包装紙をよく読むと、確かにドライクランベリーって書いてあった。
絶対にグミだと思ってたのになぁ。

太陽が昇ってきて気温が上がってきたせいで、霧が上昇を始める。
上昇気流にのって霧が上がっていくのがおもしろい。
きゃあきゃあ言ってるのを聞きながら、霧が晴れるのを待つ。
ワイナピチュは多分神聖なところだと思うので、
出来れば厳かに待っていたいんだけど。。。

大分霧が晴れてきたなぁと思ったら、背後に犬が!?
誰かが連れてきたという様子でもなさそう。
(大体、遺跡内に犬を連れて入ることができるのだろうか?)
「もしや君は、一匹でふもとからこの山を登ってきたのかい?」と聞きたい気分。
意味もなくとりあえず犬を記念撮影。
犬の出現は唐突で、しかも予想外だったから誰もが驚いてた(笑)

霧の残るマチュピチュと写真を撮って降ることにする。
少し行くと道が二手にわかれていた。
一つはマチュピチュへ戻る道、もうひとつは月の神殿へいく道。
(看板は月の神殿じゃなくて、なんとかって書いてあった。忘れたけど)
ちょっと迷ったけど、月の神殿へ向かう道にした。

ちなみにここからが本当に辛かった。
道もワイナピチュに登る道より険しかったし、
看板に45分って書いてあったけど、実際はもっとかかったんじゃないかな。
道はひたすら下りで、段差のきつい階段状。
何回かはしごがあったり鎖を持って降りたりしたので、
軍手がものすごく役に立った。

途中から膝が笑っちゃって、でも見る限りどこまでも降りていくし、
黙々と足を運び続けるけど「ほんと、いつ着くんだー」って感じでうんざり。

今ネットで調べたら400m位降りてたらしい。
ビルで考えると天井までの高さによるけど、大体80階くらい? わぁお。

一体どれくらいかかったのか、やっとのことで遺跡に着いた。
神殿をじっくり見たいけど、とりあえず座って休憩。

他に誰もいない。
なんていうか捨て置かれた感がグッとくる遺跡だ。
静かなのは落ち着くなぁ。

でももしこれから月の神殿に行こうと思う人に、一つ忠告。
洞窟の中の神殿、すごく良かったんだけど、なんの気なしに行くところじゃない。
きっと、歩きながらかなり後悔すると思う。本当にしんどいから。
もしかしたらダンナはうちが行くっていったことを恨んでるかもしれない(笑)

しばし休憩して、もう一つの遺跡を見たら、
(こっちの名前が看板には書いてあったけど、やっぱり思い出せない)
そっちは家みたいだった。でも石の配置は月の神殿に比べて乱雑な印象だった。

帰りはワイナピチュへ登る途中に見た分岐に向かって
さっきとは違う道を辿っていくわけですが、残念ながらここからは上りです。
まぁ同じような下り坂が続く、またはさっきの道をのぼるって言われた方が
泣きそうなんだけど、
また登るのかぁという落胆は、なかなか再現できないがっかり感でした。

でも歩き始めると、この道はそこまでしんどくはなかった。
平らなところもあって延々と上りが続くわけじゃないし。
景色も谷底が見えたりマチュピチュが見えたりと心踊る感じだったし。

まぁでもなんていうか、やっとの思いでワイナピチュのゲートに着いたのは12時50分。
休みも取らず、そのままひたすらマチュピチュを横切って、
入口前のサンクチュアリロッジまで辿りつく。
お腹が減っていたし、それよりも落ち着けるところで体を休めたかったから。

まともなものが食べたくて、
一人30ドルもするけど、ロッジのバフェで昼食。

あーでも振り返ってみると反省あり。
ここでクールダウンしてなかったせいもあり、
次の日以降、筋肉痛に悩まされることになりました…

さてバフェはお腹へってたのもあるけど(笑)美味しかったです。
久しぶりに生野菜も食べたし、飲み物も温かいし。
生き返った心地がした。
食事中に生演奏もあって、ガイドだと思われるペルー人が任意で踊ってました。
楽しそうだったので思わず手拍子。

そしてやっぱりですが日本人が多かったです。
この旅行で、この日が一番日本人との遭遇率が高かった。
アジア人は基本的に日本人だし(もちろん韓国人や中国人も見たけど)。
さすがマチュピチュ、一生に一度は行ってみたい所の一つだもんなぁ。

閉店の3時前までゆっくりした後、マチュピチュに再入場。
入場時に書いた名前をパスポートでチェック。
使用済みチケットの転売予防のためだと思われます。

とまぁ再入場したのはいいけど、まだまだ疲れてるので、
とりあえずアップダウンがあまりないところを見て回りました。
山頂に造られているだけあって、中もアップダウンが激しいのです。
でも観光客も減ってきて、ゆっくり見れたのは良かった。

1時間か1時間半かのんびり見学して、ホテルへ。
帰りもつづら折りをくねくねくねくね。

上から見てるとよくわかるんだけど、
この山道には常に3,4台のバスが行き交ってます。
だから乗ってると必ず何台かと行き違えるんだけど、
町からのバスに、小学生らしき団体がなぜか乗っていた。
なぜ4時近くにもなって?
彼らはどこの人で、しかもなぜ団体?
何時以降は子どもは半額とかあるんだろうか?

ホテルに着いて部屋の鍵を開けようとするが開かない!?
そういや昨日チェックイン時に「明日のチェックアウトは9時です」と言われたし、
カードキーだったので、もしや鍵変えた?と思いフロントへ。
案の定、鍵を見せると「すいません、変えてしまいました」と言われる。
気分的に「こちらこそ2泊もしてしまい、すいません」って言いたくなる(笑)
もちろん言わないけど。

どうやらアグアスカリエンテスでは1泊が普通のようだ。
うちらみたいに2泊もしていく奴らはほとんどいないんだろう。

登山でかなりの汗をかいたので、シャワーを浴びて町に繰り出す。
(繰り出すっていうほどエンターテイメント性が高い町ではないが)
昼ごはんが遅かった上にめいっぱい食べたせいで空腹感はなかったので、
とりあえずぶらぶら歩いてみた。

広場ではサッカーをする少年たち。
ペルーではサッカーがメジャーらしく、
どんな小さな町でもサッカー場があると以前ガイドさんが言っていた。
その近くのお店ではガイドブックに乗ってるのか、お客さんが一杯だった。
でもその他のお店は全然入ってないか、入っていても1組か2組くらい。
観光客に対して食事処多すぎやしないか?

結局うちらは誰もいないお店に入り、ダンナはロモサルタード(ペルー料理。うまい)を
うちはペルーカレーとやらを頼む。
ビール(かジュース)は料理に含まれてるらしい。

出てきた料理はうまかった。
が、なぜかうちのカレーについてるご飯はチャーハンだった。
あれは紛れもなくチャーハンだった。しかもおふくろの味。

我が家ではチャーハンに紅しょうがが入っているのだが、
この店のチャーハンにもしょうがが入ってるらしく、全く同じ味がする。
こんな地球の裏側でお袋の味に出会うなんて・・・
人生奇妙なものだとしみじみ思う。

そこでスプーンのスペイン語を教えてもらった。
すっかり忘れたのだが、日本語ではどういうのかと聞かれ「さじ」だと答えた。
もし、彼がそれを覚えていて、いつか日本人に「さじ」だと言ったら、
きっとその日本人は驚くだろうなぁ。楽しみ。
ただもしその時が来たとしても立ち会えないのが残念。

チャーハンは食べきれなかったので、ボックスに入れてもらい明日の朝ごはんに。
アグアスカリエンテスもリマもクスコも、
朝食はなぜか一様にアメリカンブレックファーストで、飽きる。
今朝はとうとうその食事を受け付けなくなったので、ひたすらフルーツを食べてたぐらい。
どうしてペルー料理的な朝ごはんを出してくれないんだろう。
そうすると欧米人から苦情がくるのだろうか?

ほろ酔い気分でホテルに帰って、就寝。

2010年9月5日日曜日

移動日 リマ→クスコ→オリャンタイタンボ→アグアスカリエンテス

7時半頃起きて9時前にホテルをチェックアウト。
10時10分発のクスコ行きの飛行機(TACA航空)に乗ります。

とりあえず空港でドルからソル(ペルー通貨)に両替。
アメリカ経済が弱っているせいか、
円だけでなくソルに対してもドルが弱くなっている…

搭乗した飛行機は30分ばかし遅れて出発したけど、
機長ががんばってくれて大体時間通り到着。機長、頑張りすぎ!
さっきまでホテルで寝てたのに、なぜか私は機内でも爆睡でした。

今回の旅行はクスコとマチュピチュ・聖なる谷のみなので、
飛行機を使った移動はリマとクスコの往復だけです。
有名どころのナスカもチチカカ湖もなし。リマの観光すらなし。
イキトスは前回堪能したのでもういいかなぁと。
乾季のアマゾンも興味あったんだけど、日程的に厳しかったので…
まぁ知り合いには、
「ペルーに2回も行くのになぜ一度もナスカもチチカカ湖も行かないんだ!」と聞かれたけど、
興味がないからしかたない。

到着したクスコ空港、なぜか両替屋が閉まってた。
日曜日だからか?

荷物をピックアップしてお迎えを探すと、
日本語アシスタントさんと運転手さんが待っていてくれました。

まずはクスコのホテルへ。
アシスタントさんと「実はクスコは2度目で」云々話していると、
彼も2月は全然仕事がなかったということでした。
前のガイドさんも2,3月の仕事が全部キャンセルになったと言ってたし、
その間はクスコは静かだったんだろうなぁ。

宿はhotel picoago。
といっても今日はここで宿泊するのではなく、単に休憩だけ。
ロビーで簡単な行程の説明をしてもらい解散(といっても客はうちらだけですが)、
昼ごはんを食べにいきました。

次のお迎えまで1時間ちょっとしかないので、アルマス広場周辺で食べることに。
ホントは金太郎という名の日本レストランを探していたが見つからず、
代わりにハンバーガー屋「ベンボスバーガー」で昼飯。

入ってから気づいたけど、そこはペルーのハンバーガー屋さんで本店は確かリマ。
なのでハンバーガーは独特の香辛料の味がしたけど、悪くなかった。
びっくりしたのはジュースのカップ。日本のSサイズ位なの!
アメリカサイズに見慣れてたので、マジで驚いた。
氷が入ってなかったのも意外だったし。
ハンバーガーはでかくて、食べきれないサイズだったんだけど…
(残ったのはもって帰ってその日の夕飯にしました)

高山であるクスコの空気は薄いが、体調は悪くない。
もちろん動きはいくらか緩慢になってるけど、前回ほどひどい息切れ感とか
頭がくらくらするとか、爪の色が青いとかはない。
日本語アシスタントの彼も
「前回高山病なかったら大丈夫」って言ってたし、そうなのかも。

それに今日はクスコには2時間しか滞在しない予定で、
すぐにオリャンタイタンボを越えて、
ずっと標高の低いアグアスカリエンテス(標高2000m弱。クスコは3600m)まで
移動していくので、高山病の心配は全然ないし。
ただ意識的に深い呼吸をするようにはしてたけど。

クスコからオリャンタイタンボまでは車で大体2時間で、道中またしても爆睡。
高地にくると眠くなるのかなぁ。
前回クスコに来た時も一日目はホテルで寝てたし。
(横になっていたのではなく、眠っていた)

すごい揺れで目が覚めると、そこはもうオリャンタイタンボ。
クスコもそうだけど道が石畳なので、趣はあるんだけど揺れが酷いんだよなぁ。

ここで運転手さんと別れ、ペルーレイルに乗り換えます。
(日本語アシスタントの彼は、途中で別れました)
ここからはスーツケースの持ち込みは不可と聞いてたので、
バックパック1個で行く予定でしたが、
うちらのかばんはキャリーオンバゲッジ(機内持ち込みサイズ)だったので、
それならOKということで、両方持って行けることに。
有り難い!

オリャンタイタンボからアグアスカリエンテスまでは列車で約2時間の道のりです。
正直そんなに遠くないんだけど、ゆっくりなので仕方ない。
それに基本単線だから、対向電車の通過待ちも少なくなかったしね。

そんなペルーレイルには色々驚いたことがあったけど、
一番驚いたのは運転席に2人乗り込んで、
ポイント毎に一人が降りて、毎回手動で切り替えてたこと。
あとは(うちらが乗ったのはビスタドームで)
食事サーブなどのために1車両につき3人乗り込んでること。
ペルーレイルは、如何に人出を使うか・雇用を増やすかに挑戦しているに違いない。
そりゃ、運賃高いよなぁ・・・
(行きは38ドル、帰りは54ドル。内19%TAX)

アグアスカリエンテス駅に着いたのは6時過ぎ。南半球なので空は既に真っ暗。
お土産物屋を抜けて、ホテルに向かいます。
お宿はhotel andina luxury。
地元路線の線路と川に挟まれたところにあります。
でも実は場所をちゃんと把握してなかったので、
合ってるかどうか着くまでドキドキだった。
無事着いたからいいけどもし違ったら大変だったなぁ、きっと(笑)

部屋からは(1月に洪水した)ウルバンバ川が見えて、
内装も好きな感じのいいお部屋でした。
まぁ川音が大きかったので、朝起きたとき雨なのかと思ったけど。

2日続けての移動だったので疲れてしまい(今日は寝てばかりいたけど)、
お腹も減ってなかったので
夕食も取らないで、部屋でゆっくりすることに。

さぁ明日はここからバスに乗って、念願のマチュピチュだ!

2010年9月4日土曜日

今度こそ、マチュピチュへ!

2度目のペルー旅行に行ってきました!

前回は楽しみにしていたマチュピチュが豪雨により行けなくなったので、
今回はリベンジです。
ただ前回行ったのが今年の2月。
ちょっとやる気出しすぎだったかも(苦笑)

前回行ったペルーは、大雨による災害の跡と
マチュピチュが閉鎖された影響が随所に見られました。
そのイメージが強いので、今昔というには大げさですが
以前に見たペルーと今回見た様子もちょこちょこと書き加えていきます。

今回の旅は、前回同様個人旅行です。
ホテル・道中の飛行機等移動は西河ツアーズさんにお願いして、
行き帰りの飛行機と初日・最終日のホテルは自分たちで手配しました。
聖なる谷の移動に運転手さんをお願いしましたが、ガイドはなしです。
前回、マチュピチュ行きが豪雨で不可能になってしまい、
代わりに日本人のガイドさんをつけていただいたのですが、
うちらの性格的に誰かについてまわるというのがしっくり来なかったので、
必要最低限でかつ、当日面倒くさくない(例えばタクシーを使わない)ように
手配してもらいました。

さて、初日の今日はただひたすら移動です。
サンフランシスコ空港からヒューストン、そしてリマへ入ります。
飛行機はコンチネンタル。
いいサービス(または定時発着)が売りなのに(多分)、
もうすぐユナイテッドと合併して、サービスの質が落ちると思われます。

ヒューストン空港では乗継便のゲートが変更。
空港広いし、乗り換え時間もそんなにないから急ぎ足で移動しました。
ちょうどゲートに着いた直後に変更だもんなぁ。
どうせならあと10分くらい早く教えて欲しかった。

ちなみにちょうどうちらの乗る飛行機には日本からの団体さんも。
添乗員さん付きらしく、通路を半分占拠して何かの説明をしていた。
ツアーはあれが嫌なんだよなぁ。
(あと〇〇ツアーみたいなバッジを付けたりするのと。)
でも客の方も嫌だろうけど、
説明する添乗員さんの方も好ましく思ってないかもしれない。
まぁいろいろ仕方ないんだろうけど。

さて半年ぶりのリマ空港に着いたのは、現地時間夜の10時半。
入国審査も特に問題なく、税関もノーチェックです。
(リマの空港は税関にボタンがあり、押して赤だとX線チェック
 緑だとノーチェックで出口に出れます)

今日は空港横のホテルに宿泊。
前回は「タクシー?」の声があまりにも多く、マジで煩わしかったのですが、
今回は出口で待ってる人も声をかけてくる人も少なかったのが印象的。
旅行者が増えたせいで、声かけが分散したんだと思われる。

空港横のホテルも2度目。
前回より明らかに客が増えていて活気がありました。
前は「ここのホテル、大丈夫かなぁ」って位静かだったのに・・・

まだリマ空港近辺しか見てないけど、
今年始めのマチュピチュへの入場禁止は、
ペルーの観光産業にとってものすごい痛手だったんだなぁと実感。

部屋に入りシャワーを浴びて就寝。
明日はゆっくり、9時出発です。