2010年2月2日火曜日

クスコ周辺

夜中の頭痛は鎮痛剤を飲んで、一息ついたようだけど、
だんなの調子はまだあんまりよくないそう。
でも、私はますます元気です。

さて今日はクスコ周辺の遺跡巡り後、リマへ移動の予定です。
9時半集合だったんだけど、ホテルが8時半チェックアウト。
仕方ないから、チェックアウトしてから朝ごはんを食べて、
その後ロビーで「羊をめぐる冒険」を読んで待つ。

ところでクスコで羊をめぐる冒険を読むのは、
なかなかいい体験でした。
お試しあれ。

さてまずサクサイワマンへ行く予定が、
土砂崩れによる道路封鎖で、クスコを一望できる丘へ。
ちなみにこの丘は「クスコ展望台」と教えられたけど、
本当に単なる丘です。
中心部から外れるとブルーシートがそれなりに見えます。
かなりの被害だったんだなぁと思いつつ、
りゃまを連れた民族衣装のおばさんと写真撮影。
リャマの目がすごく澄んでいて、興味深い。

その後サクサイワマンへ。
だんなが放牧されてるアルパカを見つけて大喜び。
うれしくて近寄っていったら、
3頭のじゃれていたアルパカがすごいジャンプを見せて
だんなから逃げていった!!
だんな、すごい悲しそう。
Hさんいはく「あんなに跳ねたアルパカは初めて見た」とのこと。
かなり怪しい奴だと思われたに違いない(笑)

ところでこの遺跡、実は一番楽しかったです。
ぎざぎざが続いていて、上のほうへ行くとクスコが一望。
めっちゃでかいマリア像も立っていて
「ここで鬼ごっこしたら楽しそう」です。
標高4000m(クスコで標高3300m)ぐらいらしいけど、
体がだいぶ慣れたのか、うちは走っても平気だった。

その後、プカ・プカラとタンボ・マチャイへ。
道中、大きな木はスペイン人がオーストラリアから
持ってきたユーカリだとHさんから教えてもらう。
でもコアラはいません。と付け加えてたので、
よほど「コアラはいますか?」と聞く奴が多いんだろうと推測。
まぁ、普通に考えたらいないよなぁ。
私にはスペイン人がオーストラリアからユーカリを
持ってきたこと自体が謎だけど。
たぶんいろいろ持ってきたけど、
ユーカリが一番良かったんだろうなぁ。
自然破壊だな。

そういやここ、富士山より標高が高いけど、
草はもちろん木も生えてます。
富士山より赤道に近いかららしい。

固有の木は駆逐されたのかなぁと思っていると、
タンボ・マチャイへ続く道には固有の木が生えてました。
名前忘れたけど。

さてクスコに戻って昼食中、
日本人バックパッカーの方が近づいてきました。
彼らは現地ツアーのエージェントで、
「2,3日後ヘリコプターでマチュピチュに行けるようになるかもしれない」という情報をもらったらしく、
日本人のガイドさんに本当の情報か確認したかったそうです。
Hさんいはく「この国では情報が正確ではありません。
現在マチュピチュ村の人がヘリで救出されているし、
もし行けたとしても、マチュピチュが閉鎖されているので入れません。
それにヘリをチャーターすると50万はします。
2,3日でどうにかなるわけがありません」といったことを
こんこんと話してました。
そこにはガイドとしてか、元バックパッカーとしてかわからないですが
気迫に満ちたものがありました。

ちなみにHさんは5日間マチュピチュに閉じ込められていたそうです。
そして2,3月は休みもないような予定だったのに、
ほぼすべてキャンセルになったということでした。
やはりマチュピチュの閉鎖は
ペルーの観光業、特にクスコ周辺への打撃は大きいようです。

昼食後、クスコからリマへ移動しました。