2010年2月1日月曜日

聖なる谷

明らかに昨日より元気です。

朝ごはんはホテルで食べて、今日は聖なる谷観光です。
ホテルに迎えに来たHさんは
「やっぱり観光客が少ないですね。
 この時期でこんなにホテルに人がいないなんて」とおっしゃってました。
その後自分で確認したところ70室以上ある客室中、
10室程度しか埋まってませんでした。

まずはチンチェーロ遺跡へ。
土台はインカ帝国時代のもので、
スペイン人が壊してその上に教会を建てたそうです。
もし自分がスペイン人なら、
ちょっと恥ずかしい気持ちになりそうです。

朝早いせいか、観光客ほぼ0。
露店の人たちも今から開きましょうか状態。
しばらくすると、昨日空港で出会った日本人ツアーに遭遇しました。
ここはすごくのどかな雰囲気で、
雨季だから山も草原も青々としていて、気持ちいい。

周りを散策して教会の中も見て、次へ移動。
モライかピサックどちらがいいかということだったけど、
ピサックは次回来たときに取っておくとして、
モライへ行きました。
そこは円形の段々畑で、現に現地の人が作物を植えている…
遺跡なのに…

「欧州の円形の劇場を彷彿させるねぇ」とか言ってると、
一番底で観光客が逆立ちをしている。
慣れてきたとはいえ、まだ酸素が足りてないうちらとは違い、
彼らは元気そうだ。
やっぱり舞台に立ったらパフォーミングしないとね、とか思ってるに違いない(笑)

その後、雨季で茶色いマラスの塩田を横目に、
オリャンタイタンボ遺跡へ。
遺跡に着くとヘリコプターが飛んでました。
Hさんいはく「(マチュピチュ村に缶詰にされた)観光客は全員救助されたので、
物資を運びつつ、現地の人を村から連れてきている途中でしょう。
交通が分断されているので、村人も全員村から救助するそうです」
マチュピチュは3月いっぱいまで閉鎖されるそうです。

遺跡は山の斜面に作られているだけあって、登ります。
思ってたよりすぐ息があがりますが、見晴らしがいい。
そして風が強い。
帽子かぶってたら飛んでいきそうだった。

そのまま遺跡を一周して、ウルバンバで昼ごはんです。
そこでチチャというとうもろこしのお酒を味見させてもらいました。
このチチャ、市販はされていないのですが、
各自が作って「この家にはチチャがありますよ」っていう目印を
軒先に掲げてあるそうです。
市販されてないんだよなぁ…?って気分です。
お味はちょっと酸っぱいけど、発酵したお酒っていう感じ。
ビールのホップを入れる前の味になんとなく似てた気がする。

ちなみにお昼ごはんはおにぎり弁当でした。うまかった。
沸点が低いのと、お米の種類が違うので
Hさんは長い間コメを水に浸して、圧力鍋で炊くそうです。
そのままそこでちょっとのんびりして、クスコへ帰りました。

夕飯はバイキングでペルーの踊りや曲が聴けるレストランを
予約してもらいました。
正直食事はこの旅行で一番残念だった。
クイ(食用モルモット。生きてるときはなかなか可愛い)とか
アルパカとかもあったんだけど、今ひとつでした。
高山病の峠は過ぎているので、
私はクスコのビールを、だんなはピスコサワーを飲んだ。
でもお酒のまわりがはんぱなく早い。
うちとしたことが1本飲みきれなかった。。。
だんなに至っては1,2cmしか飲んでなかったし。
高地はすごいなぁ。

夜中、だんながすごい頭痛を訴えた。