2010年11月27日土曜日

洞窟探検☆

朝です。ワンコは夜中に吠えることもなく、無事眠れました。

御飯を食べたら、早速カールスバット国立公園へ!
ホテルから大体30分くらいで、ビジターセンター前へ到着。
駐車場には大型バスがたくさん!
さすが感謝祭休暇。アジア人が多いです。

そういや、途中通りすぎたゲートシティであるホワイツシティは、なんていうか・・・
寂れっぷりが素敵でした。
道路から見た感じは、「田舎」とかじゃなくて、もはや人は住んでるのか?って感じでした。
当初、ホワイツシティで宿を取ろうかとも思ってたけど
「良かった、カールスバット(市)にして…」っていうくらい何もなさそうだった。
アメリカは町って言いながらこういうことがあるから、驚く。
(昨日もこういう「町」をいくつか通り過ぎたけど)

さて、ここは洞穴群国立公園というくらいなので、洞窟の中が主な見所。
地下にはビッグルームという名の本当に巨大な空間が広がってました。
その地下へは、自分の足で地上から降りていくルートと、
エレベーターを使って地下へ降りる方法の2通りが選べます。

で、当然私たちとしては、自分たちの足で降りていくルートを選択。
洞窟の穴の前にはレンジャーが待機していて、
中でも注意(鍾乳洞に触らないなど)と
このトレイルは1時間かかるが、問題ないか?と確認してくれます。
あとトイレ。途中でトイレに行きたくなったらゲームオーバーだから、
心配ならそこのトイレに寄ってから行きなさいと言われた。
ゲームオーバー… 確かに(笑)

というわけで忠告に従ったら、鍾乳洞の入口へ。
この入口、夏には何十万匹ものコウモリの飛翔が見られるそうです。
さすがにもう見に来る機会はなさそうだけど、興味深い…

入り口から降りていくと、どんどん暗闇が広がってきます。
どれだけ奥を見ても、底が見えないのがすごい。
いろんな形の鍾乳石があって、写真もとってないのであんまりよく覚えてないんだけど
途中、個人的に気に入ったものに勝手に「闇のトーテムポール」と名づけました。
すごくいい形してたんだよね。ちょっとほしいなぁと思うくらい。

ちなみにここは一方通行のはずなのに、たまに登ってくる人がいて謎です。
しかもかなりの高低差(ビル80階分ぐらい)なので、
すごいしんどいと思うんだけど、
彼らはなぜ登っていくんだろう。。。

鍾乳石を見ながらひたすら降り続けると、やっとビッグルーム。
結構人も多い。

時計を見るともうすぐ11時半なので、
一度エレベーターで地上にあがり昼食をとることに。
1時から洞窟探検ツアーも予約してあるので、急ぎ足です。

さくっとご飯を食べたら、探検の準備。
暑いのか寒いのか、汚れるのはどれくらいか全然わかんなかったので、
お互い希望の格好に。
だんなは汚れるのが嫌なのでTシャツにウィンドブレーカー、下はズボンの上に防水仕様のズボンを重ね履き。
私は薄手の長袖にウィンドブレーカー、下はトレイル時に履く長ズボン。
お互い靴は、トレイル用の靴。

その他持ち物は、電池単三4本ずつ(ヘッドライトを借りるので)と水、軍手です。
(膝パットも借りられるそうなので買いませんでしたが、私ら以外は持ってきてた)

これから向かうのはHall of the White Giant(ホールオブホワイトジャイアント)というツアーで、予約制。
定員は8人で、それにレンジャーが2名ついてきます。

集合場所に着くと既にメンバーらしい白人が。お父さんと息子ふたりです。
遅れて中国人夫婦?それとも親子?(私には夫婦とどちらかの母親に見えた)がやってきて
メンバー勢揃い。
レンジャーに注意事項を言われ、ヘッドライト(このライト、汗臭かった…涙)を借ります。
私には大人用が大きかったので、子供用を借りました。
足にはニーパッド、頭にヘッドライトを付け装備は万端。

今朝降りて行った入り口から入って、再度洞窟を降りていきます。
朝とは違う光の入り具合が違って楽しい。

降りていく途中に柵があって立ち入り禁止とか書いてある札などがあったので、
それのどこからか洞窟の奥へ入っていくものだと想像していたけど、
入り口はとても意外な所でした。
いや、マジで、とてもこんな所から入るなんて、想像すらしないところでした。

ヘッドライトを付け、隊長レンジャーから順番に上っていきます。
電気のケーブルがあるので、それを踏まないように中に這っていくと、
小さな部屋がありました。
まずそこで持ってきたいらない手荷物や上着などを脱いで置いていきます。
私はウインドブレーカーを脱ぎました。

さてここからが本当の出発。
這ってよじ登って、穴に注意して。
うっかり落ちると洒落にならないですから。

ちなみに副隊長レンジャーは以前踏みぬいて、
10何針を縫う大怪我をしたことがあるそうです。
怪我して何が一番イヤって、洞窟出るまで自力でいかないとダメなことです。
ロープ登ったり小さい穴を匍匐前進して行ったり。
想像しただけで痛々しい…

途中小さな真っ白い蜘蛛を見つけました。
植物らしいものも見ました。
まぁそれ以上は、実際見に行ってきてもらえばと思います。

さて想像もしない入り口から出てくると、既に4時過ぎ。
もう閉場していて、観光客は誰もいませんでした。
途中我々以外誰もいないのを確認できたのか、トレイルの電気も消えて真っ暗。
ヘッドライトを付けながら帰りました。
他に人がいないので、なんだかちょっとラッキーな気分(笑)

ビジターセンターへ戻って、借りているものを返したら解散。
汗だく泥だらけなので、まず車で軽く着替え(ズボンも上も替えを持参)ホテルへ戻ります。
部屋についたら、まずシャワー。
このままじゃ風邪ひきそう。

すっきりさっぱりしたら夕飯へ。中華食べに行きました。

夕食後にウォールマートでデザートを物色。
ついでに明日の朝ご飯の足しにならないかと食品コーナーを見てみることに。
冷凍された豚の顔(心の準備なしに見てビビった)とか、
見たことない調味料(買ってみた)とかがあって、
アメリカ生活1年以上にもかかわらず、意外にまだまだ楽しかったです。
やっぱりベイエリアとは地域性が違うのかな?

帰ってアイスを食べながら、荷物のパッキング。
明日はエルパソまで、またドライブです。