2010年4月2日金曜日

death valley その2

朝7時前に起床。無料のコーヒーで朝ごはんを食べる。
8時前に出発したけど、他の車は半分近く出発している。

まずは車で10分くらいのモザイクキャニオンを目指す。
着いた駐車場には3台の車。

ひんやりした空気と静寂に包まれてる谷を登っていく。
空には下弦の月。
もし雨が降った後なら、確実に流されるなぁというような狭い道を登ったり、
もし水があったら、すごい大きな川になるなぁというような川底を歩いていく。
途中「どっから登んねん」という山肌を何ヶ所か超えると、
もうこれは絶対登れないだろう滝のようなところで終点。

少し前に出会った親子の助言が左に行けだったので、
左に目を向けると尾根の部分に歩いた形跡。
傍目には「これ登れんの?」って感じやったけど意外に登れた。
登ったら絶景。山と山の間にデスバレーを望む。

ちなみに登ってる途中に出会ったのは6人だけ。
あとはずっと二人で登ってた。
目当てのビッグホーンシープには出会えなかったけど、
自分たちの他に音がない静けさが素晴らしかった。

半分ほど下ると人が増えてきた。
行きの途中に気になっていた横道を再度登る。
そこにはさっきの絶景のミニ版が。
遠くまで続く谷が広々と望める。
(場所はふもとから歩いていくと急に拓けた道を少し上がった左手。
 近づくとどこからのぼるかわからないので、
 少し登って振り返るとわかりやすい)

大体3時間の山登りでした。

ここからはスコッティーキャッスルへ70kmのドライブです。
緩やかな上りで、延々と続く同じような風景。
ただひたすら、すごいなぁと一人感心。
途中、道路の補修工事のせいで舗装が剥がされている…
でも大丈夫。自分の車じゃないから(笑)

ついでに近くにある噴火口も見たかったんだけど、
残念ながら工事中で道が閉まってました。
スコッティーズキャッスルは意外に寒くて、
思ったより小さくて、やっぱり塩辛いサンドイッチを食べて撤収。

空は曇り空。天気が心配なので、今度はなだらかな下りを走って
ファーニスクリークのビジターセンターまで。
曇ってるけど雨は降らないことを確認。

どうでもいいけどビジターセンターに
アメリカ国立公園の地質学っていう本があって、かなりほしかった。
CD付きで$80。もし日本語なら買ってたかも。
(こう書いたらすごく欲しくなってきた。アマゾンかぁ・・・)

さて再度ドライブ、デスバレーで一番有名な景色だと思うバッドウォーターまで。
一面、塩の結晶です。
きっと晴れてたら目がくらんで目開けてられないんだろうなぁというほど、
薄曇りの状態でも眩しい。
塩の下は湿っているみたいで(冬だからか?)
足で掘るとうっすら水がしみ出てきた。

しっかしデスバレーに来てから何度つぶやいただろう「なんだコレは…」という感想しか出てこない。不思議な風景。
そしてお約束、塩をなめてみました(笑)
苦い。美味しくはない。売ってても買わない。

ところでこの辺りは海抜−85m。
(ちなみにデスバレーをドライブ中、
 何度も海抜0mを通り過ぎて、ちょっと楽しかった。
 ただ看板があるだけなんだけど…('-'*))
その近く(といってもそこから6kms先。もちろん塩の結晶はそこまで続いてる)には
西半球最低地点もあるらしい。おぉ。
でも西半球ってどこやねん(笑)

ついでにいえば、先程のスコッティーズキャッスルが高度914mなので
大体1000m下りてきたんですね。通りで気温が上がった。

塩を堪能したら、アーティストパレットを通って、
ファーニスクリークへ戻って、カフェで少し早い夕飯を食べました。
朝も昼もろくなもん食べてないから、サラダが体においしい!

売店へ寄って(ここより宿のあるストーブパイプの売店の方がなぜか安いけど、
品揃えはこっちのほうがいい)、太陽の出ているうちに砂丘を向かう。
日が傾くに連れ、山に表情が出てくるのを実感。
残念ながら砂丘についたのは日が沈んだあとだったけど、
砂が裸足に気持ちいい。

宿に戻って、再度売店に行って(だってこっちの売店はビールが$0.99なんだもん!)
部屋でのんびりです。
ちなみに部屋着は先日縫った帯と浴衣なので、
そのまま外に出るのは気がひけるし、
雲が広がっていたので今日は夜空を見ずに寝ました。