2010年9月7日火曜日

マチュピチュ二日目とペルーレイル

さすがに二日連続で早起きできないので、今日は8時に宿を出発。
(大きな荷物はホテルに預けました)
バス停には人が並んでるけど、バスもたくさんあるのでほぼ待たず。
ちょうどうちらの前が日本人ツアーの団体さん。
昨日と違って若い人が多い。

ガイドらしき人がチケットをみんなに手渡し、無言でうちらの前に入る。
いや今のってどう見ても割り込みにしか見えないんですけど・・・ 
いいけど、思わず苦笑。

そして乗ったバスは9割5分が日本人。
ガイドさんはあれだけの人数をホテルから一気に率いてきたのか、
それともここが集合場所だったのか。
そうなら集合時間は7時45分とみた。どちらにしても大変だ。

今日は昨日と違い朝から晴天(でも1時間後からずっと曇ることになる)。
日差しがきついけど、晴れ上がった中でみるマチュピチュはきれいだった。

昨日の登山のせいで、右太ももと両ふくらはぎが筋肉痛。
登るのはいいけど階段を降りるのがつらい。(リマに着くまでずっと筋肉痛だった)
なので本当はマチュピチュ山に登りたかったんだけど断念し、
(もし筋肉痛がもう少しましで、私が「行く」っていっても、
 だんなの許可が降りなかったかもしれない。マチュピチュ山の方が高いし)
まずインカ橋を見に行くことに。

インカ橋に続く道に辿りつくまでの遺跡の登りがちょっときつい。
そこから少し荒れた山道に入ってちょっと歩くと、ゲートがある。
といってもノートがあって、そこに名前と時間・帰ってきた時間を書くだけ。
別に人がいるわけでもなんでもない。

そこからさらに歩いて15分のところにインカ橋はあった。
どれくらい歩くのか知らなかったけど、あまりにも近くてびっくりした。
インカ橋の手前には、それ以上行けないように柵がしてあった。
じゃなきゃ近くまで行って、またはインカ橋を渡ったりする奴が出て、
きっとそのうちの何人かは落ちたりするんだろうなぁ・・・
橋の向こう側は、最近人が通った気配がなかったから道も草木に覆われてるんだろう。

遺跡に戻って、インティプンク(太陽の門)への道の方へうろうろ。
マチュピチュ山が無理なら、インティプンクまで行きたいなぁ。
でも遺跡から見ると、道が結構な高さまで続いてるし、
目指す遺跡は道が途切れて見えなくなる所にあるかと思うとちょっと考えてしまう。

迷ってると前から年配のご夫婦が。
聞いてみると「道はそんなにきつくないし、1時間くらいだよ」ということで
登ってみることに。

確かになだらかな坂道が続いてるから、
ワイナピチュより高いところまで登るのにしんどくない。
いや、そりゃ確かに疲れるんだけどそれほどではない。
途中2個ぐらい遺跡もあって、お得感もある。

着いたインティプンクには、先客が1組しかいなくて静かだった。
ちょっと上の方に陣取って小休憩。
でもちょうど風が上がってくるところらしく、すごく寒い。

インティプンクからはマチュピチュがきれいに望めた。
多分関所にあたり、山の反対側へ降りていくインカ道が続いていた。
もしインカ道トレッキングをしたらここを抜けてマチュピチュに着くんだろう。
いいなぁ、歩きたかったなぁ。
だんなの反対に合い、実現しなかったけど。

ちなみにインカトレッキング(二泊三日)では、ポーターやシェフも付くらしい。
前にガイドさんが言っていた。
だからそんなにしんどくないですよって。かなり衝撃の事実だ。

お昼も近づいてきたせいか、登ってくる人も多くなった。
風で体が冷えてきたので、くだってお昼ごはんを食べることに。
今日はさすがにバフェはやめて(二日連続行ったら二人で130ドル超えるもんなぁ)、
カフェで取ることに。
二人でジュース・マチュピチュバーガー・アイスクリームのセットとチーズバーガー単体。

まぁ例によってどこら辺がマチュピチュバーガーなのかよくわかんないけど、
目玉焼きが挟んであって、美味しかったです。
でかくて、食べきるのがちょっとしんどかったけど。

ところでちょっと謎なんだけど、
マチュピチュの周りではホテルのバフェか今日食べたカフェしかお店はない。
にも関わらず、お店が混雑している様子はない。
遺跡内は飲食禁止で人も結構いるように見えるけど、彼らは食事どうしてるんだ?
どこかで何かを食べてるのか、それとも昼飯抜きなのか? 
それとも意外に、ほぼ全員がどちらかでご飯をとっているのか? 謎だ。

デザートのアイスを食べたら、マチュピチュに再入場。
実はまだ遺跡自体をほとんど回っていないので、
限りある時間で見てまわることにした。

とはいっても、ガイドもいないし本はあるけど英語だからめんどくさいしで、
適当に一周して、気になるところをのんびりするいつものパターンです。

時間は1時間半頃。それにしても日本人も多い。
もちろん他の国の人たちも多くて、
ガイドについて回ってる人たちは団体でいきなり止まったりして一様に邪魔だ。

どうでもいいけど、るるぶかまっぷるを持ってる人を見ると、
中身を見せて欲しい気分になる。
近くの紀伊国屋、地球の歩き方はあるけどるるぶやまっぷるのペルーは置いてないから、
何がに書いてあるか気になる。
でも手に持って歩いてるということは、遺跡の説明も載ってるんだろう。
いいなぁ日本語。

遺跡内は精巧な部分とそうでないところの石組みの落差がひどくて、
いろんな想像をしながら歩きまわった。
そして遺跡は想像していたよりでかかった。高低差もすごかったし。
写真に写らない反対側とか端っことかにも石段が重なっていて、
ここで生活してた彼らはタフだなぁと思う。

そういえば遺跡にうさぎがいた。微妙に可愛くない奴。
リャマの方がかわいいかなぁ。特にリャマのおしりがいいですし。

帰りの電車の予定があるので、マチュピチュを後にしてバスに乗った。
ちょうど一番後ろで、太陽の日差しが差してきていたせいか、
最後に見上げたマチュピチュはすごくきれいだった。

ホテルに預けてある荷物を持ってペルーレイルに向かう。
ホテルの前の地元路線の線路は、始めはもう使われてないのかと思ったけど、
たまに列車が汽笛を鳴らしながら走ってた。
確かに汽笛鳴らさないと危ないよなぁ、普通にスタンド・バイ・ミーだもんねぇ。

ところで昨日、あるおっちゃんは側溝に流れてる水で手を洗ってたけど、
その水はきれいなの?

すぐ横のウルバンバ川は、多分今年1月の豪雨でヤラれたと思う痕跡が残っていた。

ところで確かじゃないんだけどこの川、標高を考えると、
アグアスカリエンテスがオリャンタイタンボやウルバンバより下流にあたると思われる。
にも関わらず、どう見てもアグアスカリエンテスの方が上流に見える。
大きな岩がゴロゴロしてるし、流れも急だし。
ウルバンバ辺りはさも「もうすぐ海デス」みたいなゆったりとした流れだしねぇ。
でもこの川、アマゾン川の上流に当たるらしい。
つまりイキトスでみた川の上流か。ここからイキトスまでスゲェ遠いけど。

さて帰りはたった1両のオリャンタイタンボ行きのビスタドームでした。
直前に出発した列車は5両かそれ以上あったんだけどなぁ。

うわさでは帰りにはファッションショーがあるって事だったけど、本当にあった。
まさか一両しかないのに!と衝撃的だった。
しかもそれまでの車内放送はスペイン語と英語だったけど、その時だけ日本語も。
まぁ日本人は3組乗り込んでたし、
日本人かどうかはパスポートでチェックしてるんだろう。
値段を盗み聞きしたけど、そんなに高くないし渋ると値引きもしてくれる。
いいなと思った商品は既に年配のご婦人(もちろん日本人)に買われてたけど。

ちなみにこの列車、軽食サーブ中はなぜかトイレに行けない。
ショーが始まるちょっと前にトイレに行ったおっちゃんは、
ショーの合間に席に戻ってくることになり、モデル以上に大喝采を浴びていた。
おっちゃん、恥ずかしそう(笑)

オリャンタイタンボについたのは7時半で、
今日の宿は駅から歩いて5分ほどのHOTEL PAKARITAMPUというところ。
コテージ風でいいところです。

部屋に荷物を置いて、近くのカフェに入る。
警察のおっちゃん、夕飯を食べながらサッカーに夢中。

やっぱり量が多い飯を食べながらクスコのビール、クスケーニャの黒を飲む。
甘い。正直あんまり・・・
でも飯はうまかったし、これで二人で20ドルなんて安いなぁ。

さぁ明日は聖なる谷を回ります。朝8時にお迎えが来るので早めに就寝。